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2013年03月05日
ケータイ弄りながら一人ランチのマソ
携帯いじりながら一人ランチのマソ
お湯でとく味噌汁を心からおいしいと思いながら飲み干すマソ
今日のお昼は大好物のシーチキンおにぎりだ
マソはニコニコと嬉しそうにおにぎりを噛みしめる
食事後すぐ資材の上に寝そべってネンネするマソ
しかしそこへ親方がやって来てネンネマソの横っ腹を思い切り蹴り飛ばした
親方「おみゃーなに資材の上寝てんだら!何様のつもりっちゃら!!」
一夫「す、すみません親方ァ!昨日iRCがしつこくて寝てなくて…!」
親方「うるせーテメェぶち殺すぞ!死ね!」
親方の拳がマソのたぬき腹にめりこむ
マソは醜く地べたを転がり、咳込みむせて耳まで真っ赤にした
えずくマソの視界の端に、同期バイトの軽薄な金髪姿が見えた
金髪は二十歳そこらでマソの半分しか生きていない若者である
マソは金髪が自分を庇ってくれるのではないかと期待し、わざとらしく咳込んでみたが
金髪はニヤニヤしたままマソにスマホを向けた
カシャリ、と屈辱的なシャッター音が響く
「・・・・きいいいいいいいぃいぃぃぃぃいいい!!!」
マソは奇声をあげて飛び起き、目をひん剥いて金髪に掴みかかった
「よくもーーーーッ!!あやしい古参重鎮の俺様によくもーーーーッツ!!!」
「ちょ、中山サーン、冗談じゃないスかー」
「きいいぃいいいいい!!!きいいいいぃぃぃいい!!!」
マソは悔しかった
マソの人生、こんな筈ではなかった
ちくしょう
ちくしょう・・!
俺はあやしいわーるどで一世風靡したマソだぞ・・・!
アリスをビビらせたアングラ界の重鎮だぞ・・・!
こんな奴らに、こんな馬鹿どもが話を出来る相手じゃないんだ・・!
マソは両腕を振り回したはずみで、足をもつれさせて転んだ
すぐ起き上がろうとしたが、世界が回ってなかなか立ち上がれない
マソは興奮していて気が付かなかったが、目からは涙が流れ続けていた
それを見た金髪もさすがに引いて、マソの腕を振り払ってバツが悪そうに去って行った
午後はとても仕事にならず、早退するよりなかった
そしてマソは今日も泣きながら暫定にアクセスし、鬱憤晴らしに荒らすのであった
投稿者 anonymous : 15:35